脳神経外科・内科・小児科 / 長野県伊那市
MRI検査が必要と判断した場合には、連携医療機関にて速やかに検査を受けていただける体制を整えています。
0265-76-5353
電話受付時間:9:00〜11:30 / 15:00〜17:00
保険証・診察券をお持ちください
マイナ保険証もご利用いただけます
症状をくわしくお聞きし、必要な検査を行います
結果をわかりやすくご説明します
必要に応じて専門病院への紹介状を作成します
「どの科に行けばいいかわからない」という症状もお気軽にご相談ください。
脳神経疾患・内科・小児科を横断して、症状の原因を一緒に考えます。
🖥
CT検査
脳出血・脳梗塞・頭部外傷の確認
📈
脳波検査
てんかん・意識障害の診断
👁
眼振検査機器
めまいの原因診断(BPPV・前庭疾患)
🦴
全身骨塩測定
骨密度測定・骨粗鬆症の診断と管理
⚖️
体組成計
筋肉量・体脂肪・内臓脂肪の測定。生活習慣病管理に活用
🩸
血液検査・心電図
内科・脳神経全般の各種血液検査、12誘導心電図
💓
ホルター心電図
24時間携帯型心電図。不整脈・動悸の原因を調べる
🔊
超音波検査
頸動脈・甲状腺・腹部・心臓(エコー)
🔬
上部消化管内視鏡
胃カメラ。胃・食道・十二指腸の観察・診断
🩻
レントゲン検査
胸部・腹部・骨格の画像診断
😴
睡眠時無呼吸検査
自宅で行う簡易検査。いびき・無呼吸の診断
| 時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8:30〜12:30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 休 |
| 15:00〜17:30 | ○ | ○ | 休 | ○ | ○ | 休 | 休 |
※ 祝日は休診です。臨時休診はカレンダーでご確認ください。
キャッシュレス決済対応
現金のほか、各種キャッシュレス決済がご利用いただけます。詳しくは受付にてご確認ください。
敷地内・施設内禁煙
当院の敷地内および施設内は全面禁煙です。患者さんのご理解とご協力をお願いします。
※ 各記事は順次追加・更新していきます。
当院が届出を行っている施設基準・各種加算について、それぞれの目的や患者さんへのメリットをわかりやすくご説明します。
🎯 目的・メリット
マイナ保険証を使ったオンライン資格確認により、患者さんの受診歴・処方薬・健診結果などの情報を正確に取得し、より安全で質の高い診療を行うための加算です。
✅ 患者さんへのメリット
他院での処方薬・アレルギー情報・健診結果などを医師が把握できるため、薬の重複や飲み合わせのリスクを減らし、より安心・安全な診療が受けられます。
※ 従来の保険証でも受診いただけます。マイナ保険証の利用の有無によって診療内容に差はありません。
🎯 目的・メリット
外来での感染症対策を強化し、院内感染を防ぐための取り組みを行っている医療機関に算定される加算です。発熱患者さんを受け入れる体制を整えることが要件となっています。
✅ 患者さんへのメリット
感染症が疑われる方と一般の患者さんの動線を分けることで、院内での感染リスクを低減します。受診歴がなくても発熱の方を受け入れます。
・受診歴の有無にかかわらず、発熱その他感染症を疑わせる症状のある患者さんの診療を行っています。
・一般診療の患者さんと診療時間・診療場所を分けて対応しています。
・感染対策研修を受けた医師・スタッフが院内感染対策を推進しています。
・地域の基幹病院・医師会と連携し、感染症対策に取り組んでいます。
🎯 目的・メリット
電子カルテ・オンライン資格確認・電子処方箋など、医療のデジタル化(DX)を積極的に推進している医療機関に算定される加算です。医療の質と効率を高め、地域全体の医療連携を強化します。
✅ 患者さんへのメリット
電子カルテにより診療情報が正確に管理され、他の医療機関・薬局との情報共有がスムーズになります。より迅速・正確な診療が受けられます。
当院の取り組み:
🎯 目的・メリット
スマートフォン・タブレットなどを使って、自宅や外出先から医師の診察を受けられる仕組みです。通院が難しい方や、病状が安定している慢性疾患の方の利便性を高めます。
⚠️ 注意事項・安全上の配慮
対象:再診の方・慢性疾患(高血圧・頭痛・脂質異常症など)で病状が安定している方。詳しくは オンライン診療についてのページをご覧ください。
🎯 目的・メリット
薬の「商品名」ではなく「成分名(一般名)」で処方することで、薬局でジェネリック医薬品(後発医薬品)を選びやすくする仕組みです。患者さんの薬代の負担を軽減できる場合があります。
✅ 患者さんへのメリット
薬局でジェネリック医薬品を選択できるようになり、薬の費用負担が軽くなる場合があります。同じ成分・同じ効き目で、より安価なお薬を選ぶことができます。
🎯 目的・メリット
診療費の内訳(使った薬・行った検査・処置など)を詳しく記載した「明細書」を無償で発行する体制を整えている医療機関に算定される加算です。医療費の透明性を高めることを目的としています。
✅ 患者さんへのメリット
何の検査や治療を受けたのか、どのような薬が処方されたのかを明細書で確認できます。医療費の内容を患者さん自身が把握・確認できる権利が守られます。
令和6年10月より、ジェネリック医薬品がある薬について、患者さんのご希望で先発医薬品(長期収載品)を選ぶ場合には、先発品と後発品の差額の一部を患者さんにご負担いただく「選定療養」の仕組みが始まっています。
当院では、情報通信機器を用いた診療(オンライン診療)を実施しています。
オンライン診療では、患者さんの状態によっては十分な情報が得られないため、対面診療をお願いする場合があります。
また、オンライン診療による初診の場合には、向精神薬の処方は行いません。
オンライン診療の実施にあたっては、厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」を遵守し、安全かつ適切な診療に努めています。
診察の結果、必要と判断した場合には、対面での受診や他の医療機関への受診をお願いすることがあります。
※ 症状・病状によっては対面診療をお願いする場合があります。
頭痛は誰にでも起こるありふれた症状です。しかし、中には早めの診察や検査が必要な頭痛もあります。次のような場合には、医療機関への受診をご検討ください。
突然起こった激しい頭痛
「今まで経験したことがないほど強い頭痛」「突然ハンマーで殴られたような頭痛」
このような頭痛は緊急の病気が隠れていることがあります。
手足の麻痺・しびれを伴う頭痛
頭痛とともにこれらの症状がある場合は、脳卒中の可能性があります。早急な受診が必要です。
発熱や首の痛みを伴う頭痛
髄膜炎など感染症による頭痛の可能性があります。
意識がもうろうとする・けいれんを起こした
緊急の対応が必要になる場合があります。
頭をぶつけた後の頭痛
頭部外傷の後に頭痛が強くなる・吐き気が続く・意識がおかしい場合は受診をおすすめします。慢性硬膜下血腫は時間が経ってから症状が出ることがあります。
これまでになかった頭痛
普段頭痛のない方が、新しく頭痛を繰り返すようになった場合。
頭痛が徐々に悪化している
数週間から数か月かけて強くなっている頭痛。
50歳以降に初めて起こった頭痛
年齢とともに頭痛の原因が変わることがあります。
日常生活に支障がある
仕事や家事ができない・市販薬が効かない・頭痛の回数が増えている。
頭痛の多くは片頭痛や緊張型頭痛など、命に関わらない病気によるものです。しかし、ご自身で原因を判断することは難しい場合があります。
「いつもと違う頭痛」「何となく心配な頭痛」があれば、お気軽にご相談ください。
「CT検査が必要か」「MRI検査が必要か」「経過観察でよいか」を判断することも当院の大切な役割です。
院内でCT検査を行うことができ、MRI検査が必要な場合には連携医療機関にて速やかに対応できる体制を整えています。
片頭痛は、単なる「頭痛」ではありません。仕事・家事・勉強など日常生活に大きな影響を与える病気です。日本では多くの方が悩んでいますが、「体質だから仕方がない」と我慢している方も少なくありません。
現在では治療法が大きく進歩しており、症状を軽くしたり、発作の回数を減らすことが可能になっています。
このような症状が繰り返し起こる場合は、片頭痛の可能性があります。
頭痛が始まる前に次のような変化を感じる方がいます。
予兆(数時間〜前日)
前兆(頭痛の直前・数十分)
※前兆のない片頭痛の方が多数です
片頭痛は「血管の病気」ではなく、脳の痛みを感じる仕組みが過敏になることで起こる病気と考えられています。遺伝的な体質や脳内の神経伝達物質の変化が関係していることが分かっています。
決して気のせいや精神的な弱さによるものではありません。
※ 引き金は人によって異なります。
片頭痛は適切な治療によって改善が期待できる病気です。「市販薬で何とかしている」「頭痛があるのが当たり前になっている」という方も、一度ご相談ください。
発作を抑える治療
トリプタン系薬・鎮痛薬など、発作時の痛みをやわらげます
予防治療
発作の頻度・程度を減らす薬を毎日服用します
CGRP関連の新しい治療
片頭痛の原因物質を標的にした、近年登場した治療法です
トップ › 症状から探す › 健康ライブラリ › 緊張型頭痛
緊張型頭痛は、もっとも多くみられる頭痛のひとつです。「頭が重い」「頭を締めつけられる感じがする」「肩こりと一緒に頭痛がする」といった症状で受診される方が多くみられます。
片頭痛のように強い痛みで寝込むことは少ないものの、仕事や家事・勉強の集中力を低下させ、生活の質に大きく影響することがあります。
多くの場合、頭の両側に症状がみられます。
| 緊張型頭痛 | 片頭痛 |
|---|---|
| 締め付けられるような痛み | ズキンズキンと脈打つ痛み |
| 軽度〜中等度 | 中等度〜重度 |
| 両側に多い | 片側に多い |
| 吐き気は少ない | 吐き気を伴うことが多い |
| 日常生活は続けられることが多い | 動けなくなることもある |
※ 両者が混在していることも少なくありません。
以前は首や肩の筋肉の緊張が主な原因と考えられていました。現在では、痛みを感じる神経の仕組みが敏感になり、脳が痛みを感じやすくなっている状態が関係していると考えられています。
治療は痛み止めだけではありません。以下のような方法が有効な場合があります。
生活習慣の改善
睡眠を整える・適度な運動・ストレッチ・ストレスを減らす
薬物療法
痛み止め・筋弛緩薬・症状が続く場合には予防薬を使用することもあります
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群発頭痛は、非常に強い痛みを伴う頭痛で、頭痛の中でも最も痛みが強い病気のひとつとされています。「目をえぐられるような痛み」「頭を突き刺されるような痛み」と表現されることもあります。患者さんの数は多くありませんが、適切な診断と治療が非常に重要な頭痛です。
多くの場合、症状は頭の片側だけに現れます。
群発頭痛は片頭痛と間違われることがありますが、特徴は大きく異なります。
| 群発頭痛 | 片頭痛 |
|---|---|
| 目の奥の激痛 | ズキンズキンする痛み |
| 15分〜3時間程度 | 数時間〜数日 |
| 毎日ほぼ同じ時間に起こる | 不規則に起こる |
| 落ち着かず歩き回る | 静かな場所で横になりたい |
| 涙・鼻水を伴う | 吐き気を伴うことが多い |
群発頭痛では、数週間から数か月の間、毎日のように頭痛が繰り返し起こります。その後は何か月から何年も症状が出ない期間が続くことがあります。このように「頭痛が集中して起こる時期(群発期)」があるため、群発頭痛と呼ばれています。
詳しい原因はまだ完全には分かっていません。脳の体内時計を調節する部分(視床下部)が関係していると考えられています。ストレスだけが原因で起こる病気ではありません。
群発頭痛には専用の治療があります。一般的な頭痛薬だけでは十分な効果が得られないことも少なくありません。
酸素吸入療法
発作時に高濃度酸素を吸入することで痛みをやわらげます
トリプタン製剤
発作を素早く抑える薬です。注射剤や点鼻薬が使われます
予防薬
群発期の発作回数や強さを減らすための薬を使用します
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トップ › 症状から探す › 健康ライブラリ › くすりの飲みすぎ頭痛
頭痛があるたびに頭痛薬を飲んでいるうちに、かえって頭痛が起こりやすくなってしまうことがあります。これを「くすりの飲みすぎ頭痛(薬物乱用頭痛)」といいます。片頭痛や緊張型頭痛のある方にみられることが多く、決して珍しい病気ではありません。
このような場合は、くすりの飲みすぎ頭痛の可能性があります。
頭痛薬は本来、頭痛を和らげるための薬です。しかし頻繁に使用すると、脳の痛みを感じる仕組みが過敏になり、頭痛が起こりやすくなることがあります。
この悪循環に陥ってしまいます
多くの頭痛薬で薬物乱用頭痛が起こる可能性があります。一般的には、以下の頻度で3か月以上続けている場合に疑われます。
市販の鎮痛薬・解熱鎮痛薬
月15日以上
トリプタン製剤
月10日以上
治療の基本は、原因となっている薬の使い方を見直すことです。ただし自己判断で急に中止すると、一時的に頭痛が悪化することがあります。そのため、専門家による適切な管理のもとで進めることが大切です。
次のような内容を記録して受診時にお持ちいただくと、診療の参考になります。
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トップ › 症状から探す › 健康ライブラリ › めまい・ふらつき
めまいは多くの方が経験する症状のひとつです。「グルグル回る」「ふわふわする」「まっすぐ歩けない」など、その感じ方はさまざまです。めまいの原因は多岐にわたり、耳の病気・脳の病気・全身の病気など、いくつかの可能性が考えられます。正確な診断が、適切な治療への第一歩です。
🌀
回転性めまい
自分や周囲がグルグル回る感じ。耳の病気(BPPV・前庭神経炎)に多い。
🌊
浮動性めまい
ふわふわ・ゆらゆらする感じ。脳の病気や全身の病気でも起こる。
🚶
失調・ふらつき
まっすぐ歩けない・よろける感じ。小脳や脊髄の病気の可能性がある。
めまいの多くは耳(内耳)の問題によるものですが、脳の問題が原因のこともあります。
🦻 耳(内耳)の病気
🧠 脳・神経の病気
💊 全身の病気・その他
🧓 加齢・生活習慣
めまいが耳の問題か脳の問題かを見分けることは非常に重要です。以下は参考ですが、自己判断は危険です。専門医による診察が必要です。
| 耳のめまいに多い特徴 | 脳のめまいに多い特徴 |
|---|---|
| 頭を動かすと誘発される | 安静にしていてもめまいが続く |
| 回転感が強い | ふらつきや歩行障害が目立つ |
| 数秒〜数分でおさまる | 症状が長く続く |
| 耳鳴り・難聴を伴うことがある | 手足の麻痺・しびれを伴う |
| 吐き気・嘔吐が強い | ろれつが回らない・複視がある |
次のような症状を伴うめまいは、脳卒中など緊急を要する病気の可能性があります。すぐに医療機関を受診してください。
※ 迷う場合はまず119番または救急受診をご検討ください。
次のことを事前にまとめておくと、診察がスムーズに進みます。
めまいに関する記事
トップ › 健康ライブラリ › めまい・ふらつき › BPPV
BPPVは、めまいの中で最もよくみられる病気のひとつです。「寝返りをうったとき」「起き上がったとき」「上を向いたとき」など、頭を動かしたときに短時間の強いめまいが起こるのが特徴です。「良性」という名前のとおり、命に関わる病気ではありませんが、生活の質に大きく影響します。
耳鳴りや難聴は通常伴いません(あればメニエール病などを疑います)。
内耳の中には、平衡感覚を保つための「耳石(じせき)」と呼ばれる小さな結晶があります。この耳石が何らかの原因で本来の場所から外れ、三半規管の中に入り込むことで、頭を動かしたときに異常な信号が脳に送られ、めまいが起こります。加齢・頭部への衝撃・長時間の臥床などがきっかけになることがあります。
BPPVの主な治療は、耳石置換法(頭位治療)と呼ばれる頭を特定の方向に動かす理学療法です。薬を使わずに多くの場合で症状の改善が期待できます。
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トップ › 健康ライブラリ › めまい・ふらつき › 前庭神経炎
前庭神経炎は、内耳と脳をつなぐ「前庭神経」に炎症が起こることで、突然の激しいめまいが数日間続く病気です。ウイルス感染が関係していると考えられており、風邪の後に起こることがあります。耳鳴りや難聴を伴わないことが特徴で、メニエール病とは区別されます。
※ 耳鳴り・難聴は通常伴いません(あればメニエール病・突発性難聴を疑います)。
| 病気 | めまいの持続 | 耳鳴り・難聴 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 前庭神経炎 | 数日〜数週間 | なし | 突然の激しいめまい。風邪後に多い |
| BPPV | 数秒〜1分 | なし | 頭を動かすと誘発される |
| メニエール病 | 20分〜数時間 | あり | 繰り返す。耳の閉塞感を伴う |
急性期(発症直後)は、めまいや吐き気を抑える薬による治療を行います。多くの場合、数日〜数週間で症状は改善します。
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トップ › 症状から探す › 健康ライブラリ › くも膜下出血
くも膜下出血は、脳の表面にある血管が破れて出血する病気です。脳卒中の一種であり、命に関わることもあるため、緊急の治療が必要になります。最も重要なサインは「突然の激しい頭痛」です。
頭痛は一瞬で始まり、すぐに強くなることが特徴です。このような頭痛が突然起こった場合は、ためらわず119番を呼んでください。
頭痛以外に次の症状を伴う場合も緊急です:
最も多い原因は、脳の血管にできた「脳動脈瘤」が破裂することです。動脈瘤とは、血管の一部が風船のように膨らんだ状態をいいます。
そのほか、頭部外傷・脳動静脈奇形・血管の炎症などが原因となることもあります。
次のような方はリスクが高いことが知られています。
未破裂脳動脈瘤は、MRIやMRAなどの検査で発見されることがあります。破裂前に見つかれば、治療の選択肢を検討できます。特に以下の方では、脳卒中予防の観点から検査を検討することがあります。
MRI検査が必要と判断した場合は、連携医療機関にて速やかに対応できる体制を整えています。
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トップ › 症状から探す › 健康ライブラリ › 小児の起立性調節障害
起立性調節障害(OD:Orthostatic Dysregulation)は、立ち上がったときの血圧や脈拍の調節がうまくいかなくなる病気です。特に小学校高学年から高校生にかけてみられることが多く、成長期のお子さんによくみられる病気のひとつです。
立ち上がると、重力によって血液が足の方へ集まります。通常は自律神経が働いて血圧や脈拍を調節し、脳への血流を保っています。起立性調節障害では、この調節がうまく働かず、一時的に脳への血流が不足しやすくなります。
起立性調節障害では頭痛を伴うことが多く、頭痛を主な訴えとして受診されるお子さんも少なくありません。
起立性調節障害のお子さんでは、朝に症状が強いため遅刻や欠席が増え、学習への影響が出ることがあります。しかし、これは本人の努力不足ではありません。症状が続くことで不安やストレスが加わり、さらに体調が悪化することもあります。ご本人とご家族、学校が病気を正しく理解することが大切です。
診察では、症状の経過・睡眠状況・学校生活への影響などを確認します。また、血圧・脈拍・起立試験などを行うことがあります。貧血や他の病気が隠れていないかを確認するための検査を行うこともあります。
治療の基本は生活習慣の改善です。
💧 十分な水分をとる
脱水は症状を悪化させます。1日1.5〜2L程度を目安に。
🍳 朝食をしっかりとる
規則正しい食事が自律神経の安定につながります。
🏃 適度な運動を続ける
無理のない範囲で体を動かすことで症状の改善が期待できます。
🌙 睡眠リズムを整える
夜更かしを避け、規則正しい生活を心がけます。
必要に応じて薬による治療を行うこともあります。
多くのお子さんでは、成長とともに症状が改善します。ただし改善には時間がかかることもあり、数か月から数年にわたって経過をみる場合もあります。焦らず、少しずつ生活リズムを整えながら治療を続けることが大切です。
「手足がしびれる」という症状は、脳・脊椎(首・腰)・末梢神経・血管など、さまざまな場所の問題で起こります。正確な診断が適切な治療への第一歩です。
| しびれの特徴 | 考えられる原因 |
|---|---|
| 片側の手足(突然) | 脳梗塞・脳出血(緊急) |
| 首を動かすと手がしびれる | 頚椎症・椎間板ヘルニア(頚椎) |
| 腰痛+足のしびれ・歩くと悪化 | 腰部脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア(腰椎) |
| 両手足の先が左右対称にしびれる | 末梢神経障害(糖尿病など) |
| 手首をよく使う・親指〜中指がしびれる | 手根管症候群 |
脳梗塞は、脳の血管が詰まり、脳の一部に血液が届かなくなる病気です。脳卒中の中で最も多く、突然の片側のしびれ・麻痺・言語障害などが現れます。治療の開始が早いほど回復の可能性が高まります。
F — Face
顔がゆがむ・片側が動かない
A — Arms
片方の腕に力が入らない・上がらない
S — Speech
ろれつが回らない・言葉が出にくい
T — Time
すぐに119番!時間が命を左右する
アテローム血栓性
動脈硬化で血管が狭くなり詰まる。高血圧・糖尿病・喫煙が主なリスク。
心原性脳塞栓症
心房細動などで心臓にできた血栓が脳に飛ぶ。広い範囲の梗塞になりやすい。
ラクナ梗塞
細い血管が詰まる小さな梗塞。高血圧が主な原因。症状が軽いことも多い。
脳梗塞は再発しやすい病気です。再発を防ぐために、以下の管理が重要です。
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頚椎症は、首の骨(頚椎)が加齢や使いすぎによって変形し、神経や脊髄を圧迫することで手や腕のしびれ・首の痛み・肩こりなどが起こる病気です。中高年以降に多くみられます。
頚椎症性神経根症
神経の根元が圧迫される。片側の腕・手のしびれ・痛みが特徴。首を後ろに反らすと悪化しやすい。
頚椎症性脊髄症
脊髄が圧迫される。両手足のしびれ・細かい手作業の困難・歩行障害などが現れる。重症の場合は手術が必要なことも。
多くの場合、保存療法(手術以外の治療)が選択されます。
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トップ › 健康ライブラリ › 手足のしびれ › 末梢神経障害
末梢神経障害は、脳や脊髄から全身に広がる神経(末梢神経)が障害される病気の総称です。手足の先が左右対称にしびれる・感覚が鈍くなるといった症状が特徴で、糖尿病が最も多い原因のひとつです。
症状は通常、足先から始まり、徐々に上に広がる「手袋・靴下型」のパターンをとることが多いです。
糖尿病性末梢神経障害
最も多い原因。血糖が高い状態が続くと神経が傷む。早期発見・血糖管理が重要。
その他の原因
アルコール性・ビタミン欠乏(B12など)・甲状腺疾患・薬の副作用・自己免疫疾患など
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トップ › 健康ライブラリ › 手足のしびれ › 腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症は、腰の背骨の中を通る神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫される病気です。腰痛・足のしびれ・歩くと足が痛くなる(間欠性跛行)が特徴で、中高年以降に多くみられます。
| 腰部脊柱管狭窄症 | 椎間板ヘルニア |
|---|---|
| 中高年以降に多い | 若〜中年に多い |
| 歩くと悪化、休むと回復 | 前かがみで悪化しやすい |
| 両足にしびれが出ることが多い | 片側に強い傾向 |
| 前屈みで楽になる | 後屈みで楽になることも |
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トップ › 健康ライブラリ › 手足のしびれ › 椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは、背骨の骨と骨の間にある「椎間板」の中身が飛び出し、神経を圧迫する病気です。腰痛・足のしびれ・痛み(腰椎)や首・腕のしびれ(頚椎)が起こります。20〜40代に多くみられます。
腰椎椎間板ヘルニア
頚椎椎間板ヘルニア
多くの場合、保存療法で症状が改善します。飛び出した椎間板は時間とともに吸収されることがあります。
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|---|---|
| 片側の手足(突然) | 脳梗塞・脳出血(緊急) |
| 首を動かすと手がしびれる | 頚椎症・椎間板ヘルニア(頚椎) |
| 腰痛+足のしびれ・歩くと悪化 | 腰部脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア(腰椎) |
| 両手足の先が左右対称にしびれる | 末梢神経障害(糖尿病など) |
| 手首をよく使う・親指〜中指がしびれる | 手根管症候群 |
脳梗塞は、脳の血管が詰まり、脳の一部に血液が届かなくなる病気です。脳卒中の中で最も多く、突然の片側のしびれ・麻痺・言語障害などが現れます。治療の開始が早いほど回復の可能性が高まります。
F — Face
顔がゆがむ・片側が動かない
A — Arms
片方の腕に力が入らない・上がらない
S — Speech
ろれつが回らない・言葉が出にくい
T — Time
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アテローム血栓性
動脈硬化で血管が狭くなり詰まる。高血圧・糖尿病・喫煙が主なリスク。
心原性脳塞栓症
心房細動などで心臓にできた血栓が脳に飛ぶ。広い範囲の梗塞になりやすい。
ラクナ梗塞
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頚椎症性神経根症
神経の根元が圧迫される。片側の腕・手のしびれ・痛みが特徴。首を後ろに反らすと悪化しやすい。
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多くの場合、保存療法(手術以外の治療)が選択されます。
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症状は通常、足先から始まり、徐々に上に広がる「手袋・靴下型」のパターンをとることが多いです。
糖尿病性末梢神経障害
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| 腰部脊柱管狭窄症 | 椎間板ヘルニア |
|---|---|
| 中高年以降に多い | 若〜中年に多い |
| 歩くと悪化、休むと回復 | 前かがみで悪化しやすい |
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腰椎椎間板ヘルニア
頚椎椎間板ヘルニア
多くの場合、保存療法で症状が改善します。飛び出した椎間板は時間とともに吸収されることがあります。
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トップ › 症状から探す › 健康ライブラリ › もの忘れ・認知症
年齢を重ねると、誰でも多少のもの忘れは増えてきます。「最近もの忘れが増えた」「認知症ではないか心配」と不安になる方も少なくありません。まず知っていただきたいのは、
加齢によるもの忘れは、脳の老化に伴う自然な変化です。例えば…
しかし、あとで思い出したり、ヒントをもらうと思い出したりすることが多いのが特徴です。
認知症は、脳の病気によって記憶力や判断力などが低下し、日常生活に支障が出る状態です。単なるもの忘れではなく、生活への影響が現れます。
| 加齢によるもの忘れ | 認知症 |
|---|---|
| 体験の一部を忘れる | 体験そのものを忘れる |
| ヒントで思い出せる | ヒントがあっても思い出せない |
| 判断力は保たれる | 判断力が低下する |
| 日常生活に大きな支障はない | 日常生活に支障が出る |
| 自分で忘れたことを自覚している | 自覚が乏しいことがある |
✅ 加齢によるもの忘れ
「昨日の夕食は何だったかな?」
→ しばらくすると
「そうだ、カレーだった」と思い出せる
⚠️ 認知症でみられること
「昨日、夕食を食べましたか?」
→ 食事をしたこと自体を覚えていない
認知症にはさまざまな原因があります。
代表的な認知症
治療で改善できる場合も
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トップ › 健康ライブラリ › もの忘れ・認知症 › アルツハイマー病
アルツハイマー病は、認知症の中で最も多くみられる原因疾患です。脳の中にアミロイドプラークや神経原線維変化と呼ばれるタンパク質が蓄積し、神経細胞が徐々に死滅することで脳が縮小していく病気です。世界の認知症患者の60〜70%がアルツハイマー病と推定されています。
アルツハイマー病の初期症状は、最近の出来事や会話を忘れてしまうことです。進行するにつれて記憶障害が強くなり、日常生活のさまざまな能力に影響が出てきます。
初期には、本人が「最近忘れっぽい」と自覚していることが多くあります。症状が進むにつれ、家族や周囲の方が変化に気づくことが増えていきます。
誰でも物を忘れることはありますが、アルツハイマー病による記憶障害は持続し、仕事や日常生活に影響を及ぼします。
記憶や認知機能が大きく変化しても、長年親しんだ活動の一部は比較的長く保たれることがあります。
これらは脳の比較的後期まで影響を受けにくい部分で管理されているためです。
現在のところ、アルツハイマー病を根本的に治す薬はありません。しかし、症状を和らげたり、進行を遅らせたりする治療が可能です。また、適切なプログラムやサービスが、患者さんとご家族の生活の質を支えます。
薬物療法
認知機能の低下を遅らせる薬・周辺症状(不眠・うつ・興奮など)をやわらげる薬
生活・環境の整備
規則正しい生活・安全な住環境の確保・介護サービスの活用
非薬物療法
音楽療法・回想法・運動・社会参加が症状の安定に役立つことがあります
ご家族へのサポート
介護する側の負担軽減も重要です。地域の支援サービスや相談窓口の活用を
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トップ › 健康ライブラリ › もの忘れ・認知症 › 血管性認知症
血管性認知症とは、脳への血流が不足することで記憶や思考に変化が起こる病気です。脳梗塞・脳出血・細い血管の障害などが原因となります。認知症の中でアルツハイマー病に次いで多いタイプであり、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病と深く関係しています。
アルツハイマー病は記憶障害が初期から目立ちますが、血管性認知症では初期に思考の速度の低下・問題解決の困難・注意力の低下が目立つことが特徴です。また、症状が脳卒中発症後に突然現れたり、階段状に悪化することがあります。
| 血管性認知症 | アルツハイマー病 |
|---|---|
| 脳卒中後に突然現れることがある | ゆっくりと進行する |
| 階段状に悪化することがある | 緩やかに連続して悪化 |
| 思考の速度・判断力の低下が早期から | 記憶障害が初期から目立つ |
| 歩行障害・尿失禁を伴うことがある | 行動・性格変化が目立つ |
※ 両者が同時に起こる「混合型認知症」も高齢者に多くみられます。
多発梗塞性認知症
複数の脳梗塞が積み重なり、記憶・思考に影響が出る。脳のさまざまな部位が障害される。
脳卒中後認知症
脳卒中発症から6か月以内に認知症症状が現れるもの。脳卒中前に認知症がなかった場合でも起こる。
皮質下虚血性血管性認知症
脳の白質にある細い血管が障害される。高血圧・血管病がある方に多い。注意力・計画・動作の障害が早期に現れやすい。
混合型認知症
アルツハイマー病と血管性認知症が合わさった状態。高齢者に多くみられる。
🧠 思考・言語の変化
😔 行動・身体の変化
心臓病・脳卒中と共通するリスク因子が血管性認知症のリスクにもなります。
変えられないリスク
改善できるリスク
血管性認知症の予防は、脳と心臓の血管を守ることと同義です。以下の取り組みがリスクを下げることにつながります。
💊
血圧を管理する
高血圧は脳血管へのダメージを蓄積させます。適切な血圧管理が重要です。
🍎
糖尿病を予防・管理する
食事・運動で血糖コントロール。脳の細い血管を守ります。
🚭
禁煙する
喫煙は全身の血管にダメージを与えます。
🏃
適度な運動
心臓・血流・脳機能を改善し、将来のリスクを下げます。
🥗
コレステロールを管理する
低脂肪食・必要に応じた薬物療法で動脈硬化を予防。
⚖️
体重管理
肥満は血管疾患のリスクを高めます。適正体重の維持が大切です。
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トップ › 健康ライブラリ › めまい・ふらつき › メニエール病
メニエール病は、内耳の問題によって起こる病気で、めまい発作・難聴・耳鳴り・耳の閉塞感を繰り返すことが特徴です。多くの場合、片側の耳だけに起こります。40〜60歳代に多く発症しますが、どの年齢でも起こりえます。完治は難しい場合がありますが、適切な治療で症状を和らげ、生活への影響を小さくすることが可能です。
🌀
めまい発作(回転性)
突然始まり突然終わる回転感のあるめまい。20分〜12時間続くことが多く、24時間を超えることはまれ。強い吐き気を伴うことがある。
👂
難聴
初期は発作のたびに変動する(良くなったり悪くなったりする)。長期間続くと改善しにくくなる場合がある。低音域から始まることが多い。
🔔
耳鳴り(耳鳴)
ゴー・ザー・キーンなど、さまざまな音として聞こえる。発作前後に悪化することがある。
🫧
耳の閉塞感・圧迫感
耳が詰まったような、耳に水が入ったような感覚。発作の前後に感じることが多い。
発作の後は症状が落ち着き、しばらく消える時期もあります。長期的には発作の回数が減ることもあります。
| 病気 | めまいの持続 | 難聴・耳鳴り | 特徴 |
|---|---|---|---|
| メニエール病 | 20分〜12時間 | あり(繰り返す) | 発作を繰り返す・耳の閉塞感 |
| BPPV(頭位めまい症) | 数秒〜1分 | なし | 頭を動かすと誘発される |
| 前庭神経炎 | 数日〜数週間 | なし | 突然の激しいめまいが持続 |
| 突発性難聴 | あることも | あり(突然) | 突然起こる強い難聴が主症状 |
メニエール病の正確な原因はまだ完全には解明されていません。内耳にある液体(内リンパ液)が過剰に蓄積する「内リンパ水腫」が関係していると考えられています。なぜ液体が蓄積するかについては、次のような要因が考えられています。
単一の原因ではなく、複数の要因が重なって発症すると考えられています。
突然の発作が起こるため、精神的ストレスや不安を感じる方も多くいます。発作中はバランスを崩しやすく、転倒・事故のリスクがあります。
根治療法はありませんが、症状を和らげる治療が有効です。
発作時の治療
発作を予防する治療
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トップ › 健康ライブラリ › めまい・ふらつき › めまいと脳卒中
脳卒中によるめまいも、耳の病気と同じように現れることがあります。
これらはどちらの病気でも起こりえます。症状だけで完全に見分けることはできません。伴う症状・発症の仕方・リスク因子などを合わせて判断することが重要です。
💪 手足の力が入りにくい
🗣 ろれつが回らない
👁 物が二重に見える
🚶 歩けないほどふらつく
壁につかまらないと歩けない・まっすぐ立てないほどのふらつきは特に注意が必要です。
🤕 強い頭痛を伴う
突然の激しい頭痛を伴う場合には、くも膜下出血などの可能性があります。「今まで経験したことのない頭痛」には特に注意してください。
脳卒中によるめまいは、体のバランスを保つ働きを担う「小脳」「脳幹」と呼ばれる部分の脳梗塞・脳出血で起こりやすくなります。これらの部位は、MRIを使わないと詳細な確認が難しい場所です。
小脳梗塞・小脳出血
歩行障害・ふらつき・手の震えが目立つ。吐き気・嘔吐を伴うことが多い。
脳幹梗塞・脳幹出血
複視・顔面のしびれ・ろれつ障害・嚥下困難などを伴うことがある。重篤になりやすい。
次のリスク因子がある方は、脳卒中のリスクが高くなります。めまいが起きた際には特に慎重に対応してください。
トップ › 健康ライブラリ › 高血圧 › 家庭血圧の正しい測り方
高血圧は自覚症状がないまま進行することが多い病気です。診察室だけでなく、ご自宅で測定した血圧(家庭血圧)がとても重要になります。家庭血圧は普段の生活の中での血圧を知ることができ、治療方針を決めるうえで欠かせない情報です。
🌅
朝(起床後1時間以内)
🌙
夜(就寝前)
🪑
椅子に座る
背もたれにもたれる・足を組まない・リラックスする
💪
腕の位置
腕を心臓と同じ高さに。机の上に腕を置くと測りやすい
🤫
会話をしない
測定中は話をせず、静かに。スマホも置いておく
📊 何回測る?
朝・夜それぞれ2回測定が推奨されています。2回の平均値を参考にします。
📅 どのくらい記録する?
1〜2週間以上の記録があると血圧の傾向が分かりやすくなります。診察時にお持ちください。
一般的な家庭血圧の目標値
135/85 mmHg 未満
❓ 測るたびに値が違います
血圧は常に変動しています。多少の変動は自然なことです。1回の値ではなく、継続して測定した平均値が重要です。
❓ 病院では高いのに家では正常です
診察時の緊張で血圧が高くなることがあります。これを「白衣高血圧」といいます。逆に診察室では正常でも家庭では高い「仮面高血圧」の方もいます。どちらも家庭血圧がなければ分かりません。家庭血圧の測定・記録がとても重要です。
❓ どちらの腕で測ればよいですか?
最初は両腕で測り、高い方の腕で測定を続けることが推奨されています。左右差が大きい場合は医師にご相談ください。
トップ › 健康ライブラリ › 高血圧 › 高血圧と認知症の関係
脳は全身の中でも特に多くの血液を必要とする臓器です。高血圧が長く続くと、脳の細い血管が少しずつ傷ついていきます。
これらの変化が積み重なることで、記憶力・判断力の低下につながると考えられています。
高血圧は「血管性認知症」の最大の危険因子のひとつです。血管性認知症は脳梗塞・脳出血・脳の小血管障害によって脳の働きが低下する認知症です。高血圧の治療は、血管性認知症の予防にもつながります。
詳しくは → 血管性認知症(脳血管性認知症)とは?
最近の研究では、高血圧はアルツハイマー病のリスクにも関係していることが分かってきました。特に中年期(40〜60歳代)の高血圧は、将来の認知症発症リスクを高める可能性があります。「まだ若いから」という時期こそ、血圧管理が将来の認知症予防につながります。
認知症予防に特別な薬やサプリメントはありません。しかし、日々の生活習慣の積み重ねがリスクを下げます。
💊
血圧を管理する
最も重要な予防策。家庭血圧の測定を習慣に。
🚭
禁煙する
喫煙は脳血管を傷め、認知症リスクを高めます。
🏃
適度な運動
有酸素運動は脳への血流を改善し、認知機能を守ります。
🍬
糖尿病を管理する
高血糖も脳血管障害のリスクを高めます。
🌙
十分な睡眠
睡眠不足は血圧を上げ、脳のごみ取り機能を低下させます。
📋
定期的な受診
血圧・血糖・コレステロールの継続的な管理が重要です。
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トップ › 健康ライブラリ › 脳卒中 › 脳梗塞と脳出血の違い
脳梗塞と脳出血は、どちらも「脳卒中」の仲間です。脳卒中とは、脳の血管に異常が起こり、脳の働きが障害される病気の総称です。しかし、脳梗塞と脳出血では原因や治療法が大きく異なります。
🚫
脳の血管が「詰まる」
血管が詰まり、先の脳に酸素・栄養が届かなくなる。
水道管が詰まって水が流れなくなるイメージ。
💥
脳の血管が「破れる」
出血によって脳が圧迫され、機能が障害される。
水道管が破れて水漏れするイメージ。
| 脳梗塞 | 脳出血 | |
|---|---|---|
| 原因 | 血管が詰まる(血栓・塞栓) | 血管が破れる(出血) |
| 主な危険因子 | 高血圧・糖尿病・脂質異常症・心房細動・喫煙 | 高血圧(最多)・血液サラサラ薬の過剰 |
| 頭痛 | 少ない | 突然の頭痛が目立つことがある |
| 診断 | CT・MRI検査が必要(症状だけでは区別不可) | |
| 治療の方向性 | 血流を回復させる・再発予防 | 出血の拡大を防ぐ・血圧管理・場合により手術 |
症状だけで脳梗塞か脳出血かを区別することは困難です。どちらでも次のような症状が現れます。
脳出血では突然の頭痛・吐き気・嘔吐を伴うことがありますが、頭痛のない脳出血もあります。CT・MRI検査なしに正確な診断はできません。
F
Face(顔)
笑うと口元がゆがむ・顔の片側が動かない
A
Arms(腕)
片腕が上がらない・力が入らない
S
Speech(言葉)
ろれつが回らない・言葉が出ない
T
Time(時間)
迷わず119番!
時間が命を左右する
脳梗塞も脳出血も、その多くは生活習慣の管理によって予防できる可能性があります。
認知症の初期には、ご本人よりもご家族の方が先に変化に気づくことがあります。
「年齢のせいかな」「少し疲れているだけかな」と思っていても、実は認知症の始まりであることもあります。
次のような変化があったからといって必ず認知症というわけではありませんが、気になる変化が続く場合は一度ご相談ください。
認知症の初期によくみられる変化です。
単なるもの忘れとの違いは、出来事そのものを忘れてしまうことです。
財布・鍵・通帳・携帯電話などを頻繁になくすようになります。
また、自分で置いた場所を忘れ、「誰かに盗られた」と思い込むこともあります。
これらは早期のサインとなることがあります。
これまで問題なくできていたのに、
といった変化がみられることがあります。
認知症の初期には意欲の低下がみられることがあります。
これらの変化は注意が必要です。
ご本人も不安を抱えていることが少なくありません。
加齢によるもの忘れでは、「忘れたことを自覚している」ことが多くあります。
一方で認知症では、「忘れていること自体に気づきにくい」ことがあります。
認知症のように見えても、別の病気が原因であることもあります。
適切な診断が大切です。
認知症は早期発見・早期対応が大切です。
ご本人が受診を希望されない場合でも、まずはご家族だけでご相談いただくことも可能です。
「年齢のせいかもしれないけれど、少し気になる」
そのような段階でもお気軽にご相談ください。
脳卒中は、早く治療を始めるほど後遺症を減らせる可能性があります。
「脳卒中かもしれない」と気づくことがとても重要です。
脳卒中の代表的な症状は、FAST(ファスト)という覚え方で確認できます。
家族が見て気づくことも少なくありません。
足にも同様の症状が現れることがあります。
突然このような症状が現れた場合は注意が必要です。
脳卒中が疑われる場合、時間との勝負です。
症状が改善したとしても安心せず、速やかに医療機関を受診してください。
一時的に症状が消える「一過性脳虚血発作(TIA)」の場合でも、その後に脳梗塞を発症することがあります。
特に今まで経験したことのない強い頭痛は、くも膜下出血の可能性があります。
これらの症状が突然現れた場合は、脳卒中の可能性があります。
脳卒中は、早く発見し早く治療を始めることで後遺症を減らせる可能性があります。
「少し様子を見よう」と思っている間に治療の機会を逃してしまうことがあります。
FASTの症状に気づいたら、速やかに医療機関へ相談することが大切です。
ご家族にもぜひFASTを知っていただき、脳卒中の早期発見に役立ててください。
脳卒中は、一度治療が終わればそれで終わりという病気ではありません。 脳梗塞や脳出血を経験した方は再発リスクが高くなることが知られていますが、 多くの再発は適切な治療と生活習慣の改善によって予防できる可能性があります。
脳卒中は再発すると、次のような影響が出ることがあります。
最初の脳卒中よりも重症になる場合もあるため、再発予防は治療と同じくらい大切です。
高血圧は脳梗塞・脳出血両方の最大の危険因子です。ご自宅での血圧測定と、適切な血圧の維持が再発予防につながります。
⚠️ 高血圧の薬は自己判断で中止しないようにしましょう。
再発予防のために処方されることがある薬:
症状がなくても薬を続けることが重要です。特に心房細動がある方では、抗凝固薬の継続が脳梗塞予防に大きく役立ちます。
喫煙は脳卒中再発のリスクを高めます。禁煙は再発予防のためにできる最も効果的な対策のひとつです。禁煙を考えている方はお気軽にご相談ください。
特別な健康食品よりも、毎日の食事を整えることが大切です。
運動は血圧の改善・糖尿病の予防・体重管理に役立ちます。
無理をする必要はありません。まずは散歩などの有酸素運動を習慣にすることをおすすめします。
脳卒中は血圧だけの病気ではありません。
これらも再発リスクを高めます。定期的な通院と治療を続けることが大切です。
心房細動は不整脈の一種で、脳梗塞の重要な原因です。脈の乱れや動悸の症状がある方もいますが、まったく症状がない場合もあります。
心房細動がある場合は、適切な治療によって脳梗塞のリスクを大きく減らすことができます。
当院では、動悸など不整脈の可能性がある方には積極的にホルター心電図(24時間心電図)を実施しています。普段の生活中に生じる脈の乱れを記録することで、心房細動の早期発見につなげています。
脳卒中の再発予防は、麻痺や寝たきりを防ぐだけではありません。脳の血管を守ることは、認知症予防にもつながります。
脳卒中の治療で最も大切なのは、「次の脳卒中を起こさないこと」です。
そのために継続が重要なこと:
当院では、脳卒中を経験された方が安心して日常生活を送れるよう、再発予防を重視した診療を行っています。
血圧管理や薬についてご不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください。
骨粗鬆症は、骨がもろくなり、わずかな衝撃でも骨折しやすくなる病気です。転倒はもちろん、前かがみになる・咳をするといった日常動作でも骨折が起こることがあります。特に骨折しやすい部位は背骨・手首・股関節です。
骨は古い骨が壊されながら新しい骨が作られる「骨代謝」を繰り返しています。若い頃は新しい骨の形成が上回り骨量が増えますが、30歳前後に骨量はピークを迎え、その後は徐々に減少します。骨粗鬆症は、この骨量の減少が進んだ状態です。
骨粗鬆症の初期には自覚症状がほとんどありません。骨折して初めて気づくケースも多く、次のような症状が現れることがあります。
骨粗鬆症は「沈黙の病気」とも呼ばれ、骨折するまで気づかないことが多くあります。当院では全身骨塩測定装置(DXA法)による骨密度検査を行い、早期発見・早期治療に取り組んでいます。「最近、背中が丸くなった」「身長が縮んだ気がする」という方もお気軽にご相談ください。
骨密度検査は、骨粗鬆症の診断・経過観察に欠かせない検査です。当院では全身骨塩測定装置(DXA法・GE PRODIGY Fuga)を用い、精度の高い骨密度測定を行っています。
DXA(二重エネルギーX線吸収測定法)は、骨粗鬆症診断のゴールドスタンダードです。微量のX線を用いて骨の密度を正確に測定します。検査は寝台に横になるだけで痛みはなく、数分で終了します。
骨密度検査は院内で実施しており、結果をその場でご説明します。検査後は骨密度の数値をもとに、食事・運動・薬物療法など、その方に合った治療・予防計画をご提案します。
骨粗鬆症による骨折(特に股関節・背骨)は、寝たきりや要介護状態につながることがあります。適切な栄養・運動・生活習慣によって、骨折リスクを下げることが可能です。
骨に適度な負荷をかける運動は、骨量の維持・増加に効果的です。
無理は禁物ですが、まずは毎日の散歩から始めることをおすすめします。
骨粗鬆症の治療は薬だけではありません。運動・栄養・転倒予防を組み合わせることで、骨折リスクを大きく下げることができます。当院では患者さんの生活状況に合わせた総合的なアドバイスを行っています。
食事だけで不足する場合はサプリメントで補うことができますが、過剰摂取(2,000mg超)は腎結石のリスクがあるため注意が必要です。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の健康維持に不可欠です。
日光に当たる機会が少ない方・高齢者はサプリメントでの補充も有効です。
カルシウムやビタミンDのサプリメントは多くの製品がありますが、すべてが安全・有効とは限りません。どのサプリメントが適切かについては、お気軽にご相談ください。食事・日光・サプリメントをバランスよく組み合わせることが大切です。
食事・運動・生活習慣の改善だけでは骨折リスクを十分に下げられない場合、薬物療法を組み合わせることが重要です。骨粗鬆症の治療薬には複数の種類があり、患者さんの状態に合わせて選択します。
骨が壊れるスピードを抑え、骨密度を維持・改善します。
新しい骨の形成を活性化します。骨折リスクが高い方や、吸収抑制薬が効果不十分な場合に用います。
骨の材料となるカルシウムの補給と吸収促進を目的とします。他の薬物療法と組み合わせて使用することが多くあります。
⚠️ 自己判断で薬を中止しないでください。
骨粗鬆症の薬は症状がなくても継続することが重要です。薬について疑問や不安がある場合はお気軽にご相談ください。
骨粗鬆症の治療は、骨密度の数値だけでなく、年齢・骨折歴・生活習慣・他の疾患を総合的に考慮して決定します。当院では定期的な骨密度検査で治療効果を確認しながら、長期的なサポートを行っています。
糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)の濃度が慢性的に高くなる病気です。インスリンというホルモンの働きが低下することで血糖が適切に処理されなくなり、全身の血管・神経・臓器に影響を及ぼします。
インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで、血糖を細胞に取り込んでエネルギーに変える働きをします。糖尿病ではこのインスリンの「分泌量の低下」または「効きが悪くなること(インスリン抵抗性)」によって血糖が上がり続けます。
2型糖尿病は初期にほとんど自覚症状がなく、健診で初めて発見されることも多くあります。血糖が非常に高くなると次のような症状が現れます。
「健診で血糖が高いと言われたが症状はない」という方も多くいらっしゃいます。症状がなくても、放置すると合併症が進行します。早期から適切に管理することで、合併症を予防し、健康な生活を長く続けることができます。
| 区分 | 空腹時血糖 | 75g OGTT 2時間値 | HbA1c |
|---|---|---|---|
| 糖尿病型 | 126mg/dL以上 | 200mg/dL以上 | 6.5%以上 |
| 境界型 | 110〜125mg/dL | 140〜199mg/dL | 6.0〜6.4% |
| 正常型 | 110mg/dL未満 | 140mg/dL未満 | — |
境界型(糖尿病予備群)は糖尿病ではありませんが、放置すると糖尿病に移行するリスクがあります。この段階からの生活習慣の改善が、発症予防に最も効果的です。
食後に関わらず採血した「随時血糖値」が200mg/dL以上で、糖尿病の典型的な症状(口渇・多尿・体重減少など)がある場合も、糖尿病と診断されることがあります。
健診で「血糖が高い」「HbA1cが高い」と指摘されたら、まずはご相談ください。数値の意味と今後の対応について、丁寧にご説明します。
HbA1c(ヘモグロビンA1c)は、過去1〜2か月の血糖値の平均的な状態を反映する指標です。食事の影響を受けないため、糖尿病の診断・治療効果の確認に広く用いられています。
赤血球中のヘモグロビンは、血液中のブドウ糖と結合する性質があります。血糖値が高い状態が続くほどHbA1cの値は上昇します。赤血球の寿命が約120日(2〜3か月)であることから、この期間の平均血糖を反映します。
| 状態 | HbA1c |
|---|---|
| 治療目標(合併症予防) | 7.0%未満 |
| より厳格な管理が必要な場合 | 6.5%未満 |
| 糖尿病型(要精査) | 6.5%以上 |
※目標値は年齢・合併症・低血糖リスクなどにより個別に設定されます。
HbA1cは食事前後に関わらず安定した値が得られるため、通院ごとの定期検査に適しています。値の推移を継続して確認することで、治療効果の判定や治療方針の調整に役立てることができます。
当院では定期的にHbA1cを測定し、数値の変化をグラフでお示しながら治療の効果をご説明しています。「数値が下がってきた」という実感が、治療継続のモチベーションにつながります。
2型糖尿病・糖尿病予備群では、食事と運動を中心とした生活習慣の改善が治療の基本です。薬を使う場合でも、生活習慣の見直しは欠かせません。
運動はインスリンの効きを改善し、血糖値を下げる効果があります。
「何から始めればいいかわからない」という方も多くいらっしゃいます。当院では体組成計による体脂肪・筋肉量の測定も行い、患者さんの状態に合わせた実践的なアドバイスを提供しています。一緒に無理のない目標を設定しましょう。
糖尿病を長期間放置・コントロール不良の状態が続くと、全身の血管や神経が障害され、さまざまな合併症を引き起こします。合併症の予防が、糖尿病治療の最大の目的です。
目の網膜の血管が傷つき、出血・浮腫が起こります。進行すると視力低下・失明に至ることがあり、日本における成人の失明原因の上位を占めます。初期は自覚症状がなく、定期的な眼科検診が重要です。
腎臓の細小血管が障害され、腎機能が低下します。進行すると透析治療が必要になることがあります。尿中のアルブミン(たんぱく質)を定期的に確認することで早期発見が可能です。
末梢神経が障害され、手足のしびれ・痛み・感覚の低下が起こります。感覚が鈍くなることで足の傷に気づきにくくなり、重症化・壊疽につながることもあります。足のケアが特に重要です。
糖尿病は動脈硬化を促進し、次のような大血管の病気のリスクを高めます。
合併症は早期から予防することが最も重要です。当院では血糖管理に加え、血圧・脂質・腎機能の定期的な検査も行い、合併症の早期発見・予防に努めています。脳神経外科・内科を兼ねた当院では、脳血管合併症の観点からも糖尿病管理をサポートします。
生活習慣の改善だけでは血糖コントロールが不十分な場合、薬物療法を組み合わせます。糖尿病の薬には多くの種類があり、患者さんの状態・合併症・生活習慣に合わせて選択します。
食事をすると腸から分泌される「インクレチン」というホルモンの働きを利用して血糖値を下げる注射薬です。週に1回投与する製剤が主流で、自己注射が可能です。
主な効果:
主な副作用(治療開始後しばらくで軽快することが多い):
※ GLP-1受容体作動薬も同じ仕組みで作用する注射薬です(GIPへの作用を加えたものがGIP/GLP-1受容体作動薬)。
インスリン療法は、1型糖尿病では必須、2型糖尿病でも経口薬・他の注射薬で十分に血糖をコントロールできない場合に使用します。
⚠️ 自己判断で薬を中止しないでください。
症状がなくても薬の継続が重要です。副作用や費用の心配など、気になることがあれば遠慮なくご相談ください。
糖尿病の薬は種類が多く、患者さんそれぞれの状況に合わせて選択します。「薬を増やしたくない」「注射は怖い」など、治療への不安や疑問はお気軽にお話しください。一緒に最善の方法を考えます。
けいれんが初めて起きた場合や、繰り返す場合は、原因を調べることが大切です。てんかんは適切な治療によって発作をコントロールできる可能性がある病気です。
てんかんは、脳の神経細胞が過剰に興奮することで、繰り返し発作が起きる慢性の脳疾患です。日本では約100人に1人がてんかんを持つとされており、決してまれな病気ではありません。適切な治療によって、約7割の方は発作をコントロールできます。
通常、脳の神経細胞は規則正しく電気信号をやりとりしていますが、てんかんではこの電気活動が突然乱れ、過剰な放電が起きます。この放電がどの部位で起きるかによって、発作の症状が異なります。
てんかんは正しく診断し、適切な薬を継続することが最も重要です。「けいれんを起こしたことがある」「ぼーっとして記憶がない時間がある」という方は、一度ご相談ください。脳波検査やCT検査を含めた評価を行います。
大きな発作の後は、しばらく頭がぼんやりしたり、眠気が強くなることがあります(Todd麻痺を伴うこともある)。これも発作の一部であり、通常は数分〜数十分で回復します。
発作の種類を正確に把握することが、適切な治療薬の選択につながります。発作の様子をスマートフォンで動画撮影していただけると、診断の大きな助けになります。
脳波検査(EEG)は、頭皮の上に電極を貼り付け、脳の電気活動を記録する検査です。痛みや被ばくはなく、てんかんの診断に欠かせない検査です。当院では院内で脳波検査を実施しています。
発作のない時間帯に検査をすると、約半数では正常な脳波が記録されます。1回の脳波検査で異常がなくても、症状や経過からてんかんが疑われる場合は繰り返し検査を行うことがあります。
当院では脳波検査を院内で実施し、結果をその日のうちにご説明します。CTと組み合わせた評価で、てんかんの診断と原因の検索を行います。精密検査(MRI・長時間脳波)が必要な場合は専門病院へご紹介します。
てんかんの治療の基本は抗てんかん薬(抗発作薬)の継続服用です。約70%の方は薬によって発作をコントロールできます。薬の種類・用量は発作のタイプ・年齢・他の病気・生活状況に合わせて選択します。
2〜5年以上発作がなく、脳波も正常化している場合、薬の減量・中止を検討することがあります。ただしこれは必ず医師の判断のもとで行います。
てんかんの薬は種類が多く、発作のタイプに合ったものを選ぶことが重要です。当院では定期的な血中濃度測定と脳波検査を行いながら、安全に長期治療を続けられるようサポートします。
熱性けいれんは、生後6か月から5歳頃までのお子さんにみられる、発熱に伴うけいれんです。多くは38℃以上の発熱時に起こり、突然手足が突っ張ったりガクガク震えたり、意識がなくなったりします。日本では10人に1人程度のお子さんが経験するといわれており、決して珍しいものではありません。
まずは落ち着いて、お子さんの安全を確保しましょう。
けいれんの様子や持続時間を確認してください。可能であればスマートフォンで動画を撮影しておくと、診断の参考になります。
次のような場合は、救急要請を検討してください。
多くの熱性けいれんは数分以内に自然に止まり、後遺症を残しません。けいれんが止まり意識が回復していても、原因となる発熱の評価や今後の対応について相談するため、医療機関を受診しましょう。
単純型熱性けいれんの多くは良好な経過をたどります。熱性けいれんを経験したお子さんの一部では再発することがありますが、多くは成長とともに起こらなくなります。
熱性けいれんは原則として「熱がないときにはけいれんしない」ものです。発熱と無関係にけいれんを繰り返す場合、てんかんとの鑑別が必要です。また、熱性けいれんを繰り返した子どもの一部(約2〜5%)が後にてんかんを発症することがあります。
初めて熱性けいれんを起こしたお子さん、繰り返しているお子さんは、一度ご相談ください。必要に応じて脳波検査・CT検査を行い、てんかんとの鑑別や予防薬(ジアゼパム坐薬)の処方を検討します。ご心配な点がありましたら、お気軽にご相談ください。
道路交通法により、一定期間発作がない場合に限り運転が認められます。発作が続いている間は運転できません。運転再開の可否については主治医にご相談ください。
てんかんのある方が妊娠・出産することは可能です。ただし、一部の抗てんかん薬は胎児への影響が懸念されるため、妊娠を希望する方は事前に主治医へご相談ください。薬の変更・減量を計画的に行うことが大切です。
睡眠不足・過労・飲酒・ストレスは発作の誘因になることがあります。規則正しい生活リズムと十分な睡眠が、発作予防に重要です。
発作がコントロールされていれば、多くのスポーツは可能です。ただし水泳・高所作業などは発作時に危険が伴うため、主治医と相談の上で判断してください。入浴はできるだけシャワーにするか、浅い湯量での短時間入浴が安全です。
てんかんがあっても、多くの方が社会生活・仕事・育児を続けています。「できないこと」よりも「安全に続けられること」を一緒に考えます。生活上の疑問・心配は遠慮なくご相談ください。
脳の言語野(通常は左側頭葉〜前頭葉)が障害されることで起きます。「話す・聞く・読む・書く」のうち一つまたは複数が障害されます。
※ 失語症は「知能の低下」ではありません。言語機能だけが障害された状態です。
言葉を作る筋肉(口・舌・喉)や、それを動かす神経が障害されることで起きます。「言いたいことはわかっているが、うまく発音できない」状態です。
⚡ 緊急性が高い
📋 慢性・経過をみるもの
「健診で引っかかったけど、症状はないからまあいいか」と放置していませんか?
生活習慣病の多くは自覚症状がないまま進行し、脳卒中・心筋梗塞・腎不全などの重大な病気につながることがあります。健診の結果を持参のうえ、お気軽にご相談ください。
収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上が高血圧の目安です。「サイレントキラー」とも呼ばれ、長期間放置すると脳梗塞・脳出血・心筋梗塞・腎臓病のリスクが高まります。
空腹時血糖126mg/dL以上またはHbA1c 6.5%以上が糖尿病の目安です。6.0〜6.4%は「境界型(予備群)」で、生活習慣の改善が最も効果的な段階です。放置すると網膜症・腎症・神経障害・脳血管障害につながります。
LDLコレステロール140mg/dL以上、中性脂肪150mg/dL以上、HDLコレステロール40mg/dL未満が異常の目安です。動脈硬化を促進し、脳梗塞・心筋梗塞のリスクを高めます。他の生活習慣病との組み合わせでリスクはさらに上昇します。
血清尿酸値7.0mg/dLを超えると高尿酸血症と診断されます。症状がなくても腎機能低下・尿路結石のリスクがあります。急に足の親指の付け根などが腫れて激しく痛む「痛風発作」が起きることがあります。
健診の心電図で「心房細動」「上室性期外収縮」「ST変化」などを指摘されることがあります。特に心房細動は脳梗塞の重要な原因です。自覚症状がない場合でも精査が必要です。
脳ドックでよく指摘される所見と、その意味をご説明します。
生活習慣病は「症状がないから大丈夫」ではありません。
健診の結果用紙をお持ちいただければ、数値の意味と今後の対応について丁寧にご説明します。
「どの科に行けばいいかわからない」という場合も、脳神経・内科を横断して診療する当院にご相談ください。
「最近つまずきやすくなった」「歩くとふらふらする」「段差でないところで転ぶ」——こうした変化は加齢だけでなく、脳・神経・筋肉・骨関節のさまざまな病気が原因であることがあります。原因によって治療法が異なるため、正確な診断が重要です。
手の震え・動作が遅くなる・筋肉のこわばりなどを伴うことがあります。
小脳・脳幹の病変(脳梗塞・小脳変性症など)が原因となります。
脳梗塞・脳出血などによる片側の運動障害が原因となります。
脳脊髄液の循環障害が原因で、手術で改善する可能性がある疾患です。早期診断が重要です。
糖尿病性神経障害・脊柱管狭窄症・頸椎症などが原因となります。
筋肉量の低下(サルコペニア)や体全体の虚弱(フレイル)が背景にあることがあります。体組成計による評価が有用です。
| 中枢性顔面麻痺 (脳・脳幹の病気) |
末梢性顔面麻痺 (顔面神経の病気) |
|
|---|---|---|
| 主な原因 | 脳梗塞・脳出血・脳腫瘍 | ベル麻痺・ハント症候群 |
| 麻痺の範囲 | 顔の下半分(口元)のみ | 顔の上下すべて(額・目・口) |
| 額のしわ寄せ | できる | できない(患側) |
| 目を閉じる | 閉じられる | 閉じにくい・閉じられない |
| 他の症状 | 手足の麻痺・ろれつ障害を伴いやすい | 耳の痛み・味覚障害・音が響く |
| 緊急性 | 高い(すぐ救急) | 早めに受診(数日以内) |
顔面神経麻痺の中で最も多い原因です。明確な誘因なく突然片側の顔面が動かなくなります。ウイルス(単純ヘルペスウイルス)の再活性化が原因と考えられています。
治療:発症早期(72時間以内)のステロイド投与が回復に重要です。早めの受診をおすすめします。
水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化によって起きる顔面神経麻痺です。ベル麻痺よりも重症になりやすく、回復に時間がかかることがあります。
治療:抗ウイルス薬+ステロイドの早期投与が重要です。
脳の運動野〜脳幹の経路が障害されると、顔の下半分(口角・頬)のみが麻痺します。額は動き、目を閉じることはできます。次の症状が伴う場合は特に緊急です。
→ 迷わず119番。時間が命を左右します。
「視野が欠ける」症状は、眼球そのものの異常ではなく、脳や視神経の障害によって起きることがあります。どの部位が欠けるかで、障害部位が推定できます。
| 視野の欠け方 | 考えられる原因部位 |
|---|---|
| 片目だけ全体が見えない | 網膜動脈閉塞・視神経炎・緑内障 |
| 両目の右半分(または左半分)が欠ける | 脳梗塞・後頭葉の病変(同名半盲) |
| 視野の中心が欠ける・暗点がある | 加齢黄斑変性・視神経疾患 |
| 視野が全体的に狭くなる | 緑内障・頭蓋内圧亢進 |
| 片目が一時的に真っ暗になった(数分で回復) | 一過性黒内障(TIAの可能性・緊急) |
複視は、両目の視線がそろわなくなることで起きます。「片目を閉じると一つに見える」場合は両眼性複視であり、脳・神経の問題が疑われます。
| 特徴 | 考えられる原因 |
|---|---|
| 突然起きた複視+頭痛・めまい | 脳幹梗塞・脳出血(緊急) |
| 突然起きた複視(頭痛なし) | 動眼神経麻痺・外転神経麻痺・TIA |
| 複視+まぶたが下がってきた | 動眼神経麻痺・重症筋無力症・脳動脈瘤 |
| 夕方になると複視が強くなる・疲れると悪化 | 重症筋無力症 |
| 複視+眼が飛び出す感じ | 甲状腺眼症(バセドウ病関連) |
| 徐々に進行する複視 | 脳腫瘍・多発性硬化症 |
脳腫瘍・水頭症・静脈洞血栓症などにより頭蓋内の圧力が上昇すると、視神経が圧迫されて視力低下・視野狭窄が起きることがあります。
頭を打った直後に一時的に脳機能が低下する状態です。CT検査では異常が映らないことがほとんどですが、症状は本物であり軽視は禁物です。
通常は数日〜数週間で回復しますが、繰り返す脳震盪は長期的な脳への影響(慢性外傷性脳症)をきたすことがあります。スポーツ中の頭部衝撃にも注意が必要です。
頭蓋骨と脳を包む硬膜の間に動脈性の出血が起き、急速に血腫が拡大します。
緊急手術が必要な場合があります。受傷後に「一度よくなってから悪化」は危険なサインです。
硬膜と脳の間に静脈性の出血が広がります。高齢者や抗血栓薬を服用中の方はリスクが高くなります。
頭を打った後、数週間〜数か月かけてゆっくりと血がたまる病態です。「打った記憶がない」「軽くぶつけただけ」という場合でも発症することがあります。高齢者・抗血栓薬服用中の方に多い病気です。
穿頭血腫ドレナージ(小さな穴を開けて血を抜く手術)で多くの場合、症状が改善します。
強い衝撃で頭蓋骨が骨折することがあります。耳や鼻から透明な液体(髄液)が出る・耳の後ろに内出血(バトル徴候)・目の周りにあざが広がる(パンダ眼)などは頭蓋底骨折のサインです。
🚑 すぐ救急へ
📋 当日〜翌日に受診
受傷後24〜48時間は一人にしないことが大切です。意識・言葉・手足の動きに変化があればすぐに受診してください。
ワーファリン・バイアスピリン・エリキュース・イグザレルトなどの抗血栓薬を服用中の方は、軽い頭部打撲でも出血しやすくなっています。症状がなくてもCT検査による確認をおすすめします。
「なんとなくだるい」「眠れない」「気力がわかない」——こうした症状は、精神的なストレスだけでなく、甲状腺・貧血・糖尿病・睡眠時無呼吸症候群などの身体疾患が原因であることがあります。まずは原因を正確に調べることが大切です。
不眠には4つのタイプがあります。タイプによって対処法が異なります。
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| 入眠障害 | 床についてもなかなか眠れない(30分以上) |
| 中途覚醒 | 夜中に何度も目が覚める。高齢者に最も多い。 |
| 早朝覚醒 | 予定より2時間以上早く目が覚め、眠れない。うつ病で多くみられる。 |
| 熟眠障害 | 一定時間眠れているが、眠った感じがしない・疲れが取れない。睡眠時無呼吸症候群に多い。 |
睡眠薬の処方だけでなく、原因疾患の治療・睡眠衛生指導(就寝・起床時間の統一、カフェインの制限、スマホ使用の制限など)が重要です。
「休んでも疲れが取れない」という場合、身体的な原因が隠れていることがあります。血液検査で多くの原因を調べることができます。
身体的な原因
精神・心理的な原因
「理由もなく不安になる」「突然動悸・息苦しさ・めまいが起きる(パニック発作)」「特定の状況が怖くなった」などは不安障害の可能性があります。ただし、次の身体疾患でも同様の症状が起きます。
うつ病では精神症状だけでなく、身体症状として現れることも多くあります。
うつ病は適切な治療で回復できる病気です。「気のせい」「弱いから」ではありません。
睡眠中に繰り返し呼吸が止まることで、睡眠の質が低下します。本人は気づかないことが多く、家族に指摘されて発覚するケースも多くあります。
高血圧・糖尿病・脳卒中・認知症のリスクを高めます。当院では簡易型の睡眠時無呼吸検査を実施しています。
| 甲状腺機能亢進症 (バセドウ病) |
甲状腺機能低下症 (橋本病) |
|
|---|---|---|
| 体重 | 減る | 増える |
| 気分・活動性 | イライラ・落ち着きがない | だるい・気力がない |
| 動悸・心拍 | 速い・ドキドキする | 遅くなる |
| 体温・発汗 | 暑がり・よく汗をかく | 寒がり・汗が少ない |
| 皮膚・髪 | — | 乾燥・脱毛 |
血液検査(TSH・FT4)で簡単に調べることができます。
手足に突然力が入らなくなる・片側だけ重い感じがするなどの症状は、脳卒中など緊急を要する疾患のサインであることがあります。急に起こった麻痺や脱力は、すぐに受診してください。
→ これらは脳卒中の可能性があります。救急車を呼んでください。
「急に眠くなる」「呼びかけへの反応が鈍い」「気を失った」などは、脳の病変・代謝異常・睡眠障害など様々な原因が考えられます。意識を失った場合は緊急対応が必要です。
血糖・コレステロール・中性脂肪の異常は、自覚症状がほとんどなく健診で初めて発見されることが多い病気です。放置すると心筋梗塞・脳卒中・認知症などのリスクが高まります。
空腹時血糖 126mg/dL以上、またはHbA1c 6.5%以上で糖尿病と診断されます。
腹囲(男性85cm・女性90cm以上)+次の2つ以上が該当する状態:①血圧高め②血糖高め③脂質異常。心筋梗塞・脳卒中リスクが数倍になります。
発熱・咳・のどの痛みはほとんどがウイルス性の感染症ですが、細菌性肺炎・インフルエンザ・新型コロナなど治療が必要な病気もあります。症状と経過で判断します。
| 体温 | 目安 |
|---|---|
| 37.5〜38℃ | 微熱。安静・水分補給。悪化しなければ様子見。 |
| 38〜39℃ | 受診を検討。高齢者・乳幼児は早めに。 |
| 39℃以上 | 早めに受診。細菌感染・インフルエンザの可能性。 |
感染症の方は感染症診察専用スペースでご案内します。一般の待合室と分離した空間でご受診いただけます。発熱・感染症が疑われる方は受診前にお電話ください。
「心臓がドキドキする」「脈が速い感じがする」という動悸は、緊張・運動後に起こる生理的なものから、不整脈・甲状腺・貧血・心疾患など治療が必要なものまで様々です。
「階段を上ると息が切れる」「前より疲れやすくなった」という息切れは、加齢・運動不足だけでなく、心不全・貧血・肺疾患・甲状腺が原因のこともあります。
⚠️ 胸の痛みは心筋梗塞・狭心症の可能性があります。冷や汗・息苦しさを伴う強い胸の痛みは、すぐに救急車を呼んでください。
「空気が入ってこない感じ」「息が詰まる」という息苦しさは、心臓・肺・気道・精神的な原因など多岐にわたります。安静時にも続く場合は早めに受診を。
「脈がたまに飛ぶ」「ドキッとする」「脈が不規則」という症状は不整脈のサインです。中でも心房細動は脳梗塞のリスクを5倍に高めるため、早期発見・治療が重要です。
| 種類 | 特徴 | 緊急度 |
|---|---|---|
| 期外収縮 | ドキッと1回飛ぶ感じ。最も多い。多くは良性。 | 低〜中 |
| 心房細動 | 脈が完全に不規則。脳梗塞のリスクが高い。 | 高 |
| 発作性頻脈 | 突然始まり突然止まる強いドキドキ(150〜200回/分) | 中〜高 |
| 徐脈 | 脈が遅い(50回/分以下)・めまい・失神 | 中〜高 |
| 心室細動 | 意識消失・心停止。AEDが必要。 | 最高 |
心房が細かく震えることで心臓内に血栓ができやすくなり、それが脳に飛ぶと脳梗塞を起こします。脳梗塞の約20〜30%は心房細動が原因です。
当院では動悸・脈の乱れがある方には積極的にホルター心電図を実施しています。
消化器の症状は非常に多くの原因があります。軽い胃炎から、胃潰瘍・大腸ポリープ・炎症性腸疾患まで、必要に応じて内視鏡検査で確認できます。
| 場所 | 考えられる原因 |
|---|---|
| みぞおち付近 | 胃炎・胃潰瘍・逆流性食道炎・膵炎 |
| 右上腹部 | 胆石・胆嚢炎・肝炎 |
| 右下腹部 | 虫垂炎(盲腸) |
| 下腹部全体 | 過敏性腸症候群・大腸炎・便秘 |
| 全体・周期的 | 腸炎・クローン病・潰瘍性大腸炎 |
吐き気・食欲不振は消化器だけでなく、脳・代謝・薬の副作用・精神的要因など多くの原因で起こります。原因を特定して適切に対処することが大切です。
関節の痛みや腫れは、年齢・場所・発症の仕方によって原因が異なります。関節リウマチ・痛風は早期治療が関節破壊を防ぎます。
| 疾患 | 特徴 |
|---|---|
| 変形性関節症 | 加齢による軟骨の摩耗。膝・股関節・指に多い。動き始めに痛む。 |
| 関節リウマチ | 朝のこわばり(1時間以上)・左右対称の関節炎・小さな関節から始まる。 |
| 痛風 | 足の親指に急激な激痛・赤み・腫れ。尿酸値が高い。飲酒・肉食が誘因。 |
| 偽痛風 | 膝などに急激な痛みと腫れ。ピロリン酸カルシウムの沈着。高齢者に多い。 |
| 感染性関節炎 | 細菌感染。発熱+1つの関節に強い痛み・腫れ。早急な治療が必要。 |
骨粗鬆症は骨密度が低下し骨折しやすくなる病気です。自覚症状がほとんどなく、転んで骨折して初めて気づくことが多いため、早期検査が重要です。
特に高齢者で問題になるのが「大腿骨近位部骨折(股関節の骨折)」と「脊椎圧迫骨折」です。
全身のだるさ・筋肉の痛み・こわばりは、運動後の疲労だけでなく、甲状腺・電解質・免疫疾患・ウイルス感染など多くの原因で起こります。長引く場合は血液検査で原因を探ります。
皮膚の発疹・かゆみには、アレルギー・感染症・薬の副作用など多くの原因があります。帯状疱疹は早期治療が痛みの長期化を防ぐため、早めの受診が大切です。
| 疾患 | 特徴 |
|---|---|
| 帯状疱疹 | 片側の体にピリピリ痛み→水ぶくれ。早期治療が大切。 |
| 蕁麻疹 | 突然の膨隆疹(膨れた発疹)とかゆみ。数時間で消える。 |
| アトピー性皮膚炎 | 慢性のかゆみ・湿疹。悪化と改善を繰り返す。 |
| 接触性皮膚炎 | 特定の物質に触れた部位に赤み・かゆみ・水ぶくれ。 |
| 薬疹 | 薬服用後に発疹・かゆみ。広範囲に広がることも。 |
| 乾癬 | 銀白色の鱗屑(かさぶた状)を伴う赤い斑点。慢性経過。 |
⚠️ 片側の体・顔にピリピリした痛みや赤みがある場合、帯状疱疹の可能性があります。水ぶくれが出る前でも治療できます。早めに受診してください。
水痘(水ぼうそう)ウイルスが体内に潜んでいて、免疫が低下したときに再活性化します。
帯状疱疹ワクチン(シングリックス)で発症・重症化を予防できます。→ワクチン情報へ
「なんとなく体がすぐれない」「検査しても原因がわからない」という方は、ぜひ当院にご相談ください。脳神経外科・内科・小児科を横断した総合的な視点で、症状の原因を一緒に探します。
当院は内科・脳神経外科・小児科を一か所で受診いただける総合的な診療を行っています。「症状はあるのにどこに行けばいいかわからない」という方のご相談を歓迎しています。まずはお気軽にお電話または受付でご相談ください。
高血圧は脳卒中の最大の危険因子です。 血圧が高い状態が続くと、脳の血管に強い負担がかかり、血管が傷ついたり硬くなったりします。その結果、脳の血管が詰まる「脳梗塞」や、血管が破れる「脳出血」を起こしやすくなります。
脳卒中は命に関わるだけでなく、後遺症によって日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。しかし、多くの脳卒中は適切な血圧管理によって予防できることがわかっています。
多くの研究により、血圧を適切な範囲に保つことで脳卒中の発症リスクが大きく低下することが示されています。
特に過去に脳卒中を経験した方では、血圧管理が再発予防の最も重要な対策のひとつです。
診察室だけでなく、ご家庭での血圧測定も大切です。
測定のポイント
家庭血圧の目標は一般的に 135/85mmHg未満 とされています。
血圧の薬を服用している方は、血圧が安定していても自己判断で中止しないようにしましょう。高血圧には自覚症状がほとんどありませんが、薬を中止すると知らないうちに血圧が上昇し、脳卒中の危険が高まることがあります。
これらは脳卒中のサインかもしれません。症状が現れたら、すぐに医療機関を受診するか救急車を要請してください。
高血圧は脳卒中の最大の危険因子です。家庭血圧を定期的に測定し、生活習慣の改善や適切な治療を続けることで、脳卒中の発症や再発を予防することができます。ご自身やご家族の健康を守るためにも、日頃から血圧管理を心がけましょう。
日本では多くのワクチンが「定期接種」として公費(無料)で受けられます。生後2か月から接種が始まり、複数のワクチンを同時接種することが推奨されています。スケジュール管理が大切です。
| 時期 | 主なワクチン |
|---|---|
| 生後2か月 | B型肝炎、肺炎球菌(PCV15)、五種混合(DPT-IPV-Hib)、ロタウイルス |
| 生後3か月 | 2回目接種(上記の継続) |
| 生後4か月 | 3回目接種(上記の継続) |
| 1歳 | 麻しん風しん(MR)1期、水痘、おたふくかぜ(任意)、肺炎球菌・五種混合の追加接種 |
| 3歳 | 日本脳炎1期 |
| 5〜6歳(年長) | 麻しん風しん(MR)2期 |
| 9〜12歳 | 日本脳炎2期、二種混合(DT) |
| 小6〜高1相当 | HPVワクチン(女子・男子とも対象に拡大) |
※ 自治体や年度によりスケジュールが変更されることがあります。詳細は母子手帳・自治体からの通知をご確認ください。
複数のワクチンを同じ日に接種する「同時接種」は、世界的に広く行われており安全性が確認されています。受診回数を減らし、適切な時期に免疫をつけることができます。
インフルエンザは毎年冬に流行し、高齢者・乳幼児・基礎疾患のある方では重症化することがあります。ワクチン接種により発症・重症化のリスクを減らすことができます。
流行は例年12月〜3月頃にピークを迎えます。効果発現までの期間を考慮し、10月〜11月中の接種が推奨されます。
肺炎球菌は肺炎・髄膜炎・敗血症などを引き起こす細菌で、高齢者の肺炎の主要な原因の一つです。ワクチン接種により重症化のリスクを減らすことができます。令和8年度より、定期接種で使用するワクチンが沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)に変更されました。
※令和8年度より、定期接種で用いるワクチンが23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(PPSV23)から、沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)に変更になりました。
定期接種では沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)を1回、筋肉内に接種します。一度接種した方は、5年以上の間隔をあけて再接種を検討することがあります。
最近では、より多くの種類の肺炎球菌に対応した新しい結合型ワクチンが登場しており、PCV15・PCV20・PCV21などがあります。数字はそれぞれのワクチンが対応する肺炎球菌の種類(血清型)の数を示しており、数字が大きいほど幅広いタイプの肺炎球菌をカバーします。
| ワクチン | 対応する種類数 | 主な対象・備考 |
|---|---|---|
| PPSV23 | 23種類 | これまで定期接種で広く使われてきたワクチン |
| PCV15 | 15種類 | 単独接種後、半年〜1年後にPPSV23を追加することが多い |
| PCV20 | 20種類 | 1回の接種で完結。当院の定期接種で使用するワクチンです(令和8年度〜) |
| PCV21 | 21種類 | 成人に多いタイプを中心に対応した新しいワクチン(自費・任意接種) |
どのワクチンが向いているかは、年齢や持病、これまでの接種歴によって異なります。当院の定期接種ではPCV20を使用しますが、ご希望や状況に応じて他のワクチンについてもご相談いただけます。
帯状疱疹は、子どもの頃にかかった水ぼうそう(水痘)のウイルスが体内に潜伏し、加齢や疲れ・ストレスなどで免疫が低下したときに再活性化することで発症するウイルス感染症です。体の片側に沿った帯状の赤い発疹と強い痛みが特徴で、命に関わることはありませんが、非常に痛みが強く、治療が遅れると「帯状疱疹後神経痛」として長期間の痛みが残ることがあります。早期治療とワクチンによる予防が大切です。
そのほか、発熱・頭痛・光過敏・倦怠感を伴うことがあります。
発疹は多くの場合、胴体の左右どちらか片側に帯状に出ます。目の周り・顔・首の片側に出ることもあります。痛みが先行するため、心臓・肺・腎臓の病気と間違われることもあります。
帯状疱疹は発症後72時間以内に抗ウイルス薬の治療を開始すると、症状の期間を短縮し合併症リスクを下げることができます。
帯状疱疹は、子どもの頃に水ぼうそうにかかったことがある人であれば誰でも発症する可能性があります。回復後もウイルスは神経の中に潜伏し続け、免疫が低下した際に再活性化して神経を通じて皮膚に現れます。
帯状疱疹の発症リスクや重症化を大幅に下げるワクチンがあります。日本では生ワクチン(水痘生ワクチン)と組換えワクチン(シングリックス)の2種類があり、どちらか1種類を選んで接種します。
※2025年度から、65歳の方などへの帯状疱疹ワクチンが予防接種法に基づく定期接種の対象になりました。
| 生ワクチン(水痘生ワクチン) | 組換えワクチン(シングリックス) | |
|---|---|---|
| 接種方法 | 皮下に1回 | 筋肉内に2回(2か月以上の間隔) |
| 予防効果(1年後) | 約6割 | 9割以上 |
| 予防効果(5年後) | 約4割 | 約9割 |
| 予防効果(10年後) | — | 約7割 |
| PHN予防効果(3年後) | 約6割 | 9割以上 |
| 免疫低下者への接種 | 接種不可 | 接種可(医師に相談) |
帯状疱疹は、水ぼうそうのウイルスが体内に潜伏し、加齢や免疫低下によって再活性化することで発症します。50歳以上で発症リスクが高まり、強い痛みが長期間続く「帯状疱疹後神経痛」を残すことがあります。ワクチンで発症・重症化を予防できます。
| 生ワクチン (ビケン) | 不活化ワクチン (シングリックス) | |
|---|---|---|
| 接種回数 | 1回 | 2回(2〜6か月の間隔) |
| 予防効果 | 約50% | 90%以上 |
| 効果の持続 | 数年程度 | 長期間(10年程度)持続が期待される |
| 接種できない方 | 免疫が低下している方は不可 | 免疫低下している方も接種可能 |
帯状疱疹の皮膚症状が治った後も、ピリピリ・ズキズキとした痛みが数か月から数年にわたって続くことがあります。高齢者ほどリスクが高く、生活の質を大きく低下させます。ワクチンによる予防が重要です。
新型コロナウイルス感染症は、現在は季節性の感染症として、高齢者・基礎疾患のある方を中心に重症化のリスクがあります。ワクチンは発症・重症化予防に有効です。
子宮頸がんの多くはヒトパピローマウイルス(HPV)感染が原因です。HPVワクチンは子宮頸がんの原因となるウイルス感染を予防し、がん発症のリスクを大きく減らすことができます。
HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となる高リスク型HPVの感染を90%以上予防する効果が報告されています。また、接種後も定期的な子宮頸がん検診を受けることが重要です。
ワクチンの効果や副反応について不安がある場合は、ご本人・ご家族でよく相談の上、当院でご質問ください。正確な情報をもとに、納得した上で接種を検討していただけるようサポートします。
RSウイルス(RSV)は主に乳幼児の感染症として知られていますが、高齢者や基礎疾患のある方にとっても肺炎などを引き起こす重要な病原体です。60歳以上を対象にワクチンが利用できるようになりました。
RSウイルス感染症は、生後間もない赤ちゃんが感染すると細気管支炎・肺炎を起こし、入院が必要になることがあります。妊娠中にワクチンを接種することで、生まれてくる赤ちゃんをRSV感染症の重症化から守ることができます。
妊娠中のワクチン接種以外に、生まれた赤ちゃんに直接モノクローナル抗体を投与する方法もあります。どちらの方法が適しているかは、出産時期や個々の状況によって異なりますので、産科の主治医とご相談ください。
高血圧症とは、血管の壁にかかる圧力(血圧)が慢性的に高い状態が続く病気です。多くの場合、自覚症状はほとんどなく「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」とも呼ばれますが、放置すると脳卒中や心臓病などの重い病気につながります。
| 分類 | 収縮期血圧(上) | 拡張期血圧(下) |
|---|---|---|
| 正常血圧 | 120未満 | 80未満 |
| 正常高値血圧 | 120〜129 | 80未満 |
| 高値血圧 | 130〜139 | 80〜89 |
| I度高血圧 | 140〜159 | 90〜99 |
| II度高血圧 | 160〜179 | 100〜109 |
| III度高血圧 | 180以上 | 110以上 |
家庭で測る血圧は、これより5低い値(135/85mmHg以上で高血圧)が目安となります。
高い血圧が続くと血管の壁に常に負担がかかり、徐々に血管が硬く、もろくなっていきます(動脈硬化)。これが進むと、次のような病気のリスクが高まります。
食塩(ナトリウム)を摂りすぎると、体内に水分がたまりやすくなり血圧が上がります。減塩は、薬と並んで高血圧治療の基本となる生活習慣の改善です。
高血圧の方の食塩摂取量の目標は1日6g未満です。日本人の平均的な食塩摂取量は1日10g前後とされており、まずは「今より2〜3g減らす」ことを意識するだけでも効果が期待できます。
野菜・果物・海藻・きのこ類に多く含まれるカリウムには、体内の余分なナトリウムの排出を助ける働きがあります。ただし、腎臓の機能が低下している方はカリウムの摂取量に注意が必要な場合がありますので、自己判断せず主治医にご相談ください。
高血圧の治療では、生活習慣の改善に加えて薬(降圧薬)を使うことがあります。降圧薬にはいくつかの種類があり、患者さんの状態や合併症に応じて選ばれます。
高血圧が続くと、血管に常に高い圧力がかかり続け、血管の壁が傷ついて硬くなります(動脈硬化)。これは全身の血管で起こりますが、特に脳・心臓・腎臓は影響を受けやすい臓器です。
脂質異常症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)の値が基準から外れている状態をいいます。以前は「高脂血症」と呼ばれていました。自覚症状はほとんどありませんが、放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。
| 項目 | 基準 | 分類 |
|---|---|---|
| LDLコレステロール | 140mg/dL以上 | 高LDLコレステロール血症 |
| HDLコレステロール | 40mg/dL未満 | 低HDLコレステロール血症 |
| 中性脂肪(トリグリセライド) | 150mg/dL以上 | 高トリグリセライド血症 |
| Non-HDLコレステロール | 170mg/dL以上 | 高non-HDLコレステロール血症 |
いずれか一つでも当てはまると「脂質異常症」と診断されます。基準値は健診結果の単位(mg/dL)に基づいています。
高い状態が長く続くと、血管の壁にコレステロールが少しずつ蓄積し、動脈硬化が進行します。これにより、狭心症・心筋梗塞、脳梗塞、足の血管が詰まる閉塞性動脈硬化症などのリスクが高まります。高血圧・糖尿病・喫煙などが重なると、リスクはさらに高くなります。
動脈硬化とは、血管の壁が硬く厚くなり、血液の通り道が狭くなる状態です。脂質異常症、特にLDLコレステロールが多い状態は、動脈硬化を進める大きな原因の一つです。
血液中に増えすぎたLDLコレステロールは血管の壁の内側に入り込み、酸化されて蓄積します。これに対して免疫細胞が集まり、コレステロールを取り込んで「プラーク」と呼ばれるこぶのような塊を作ります。プラークが大きくなると血管が狭くなり、また、プラークが破れると血の塊(血栓)ができて血管が急に詰まることがあります。
脂質異常症は単独でも動脈硬化を進めますが、高血圧・糖尿病・喫煙・肥満・運動不足が重なると、リスクは相乗的に高まります。これらをまとめて管理することが、心筋梗塞や脳梗塞の予防につながります。
健診結果でよく目にする「LDLコレステロール」「HDLコレステロール」「中性脂肪」。それぞれ体の中での役割が異なり、バランスが大切です。
LDLコレステロールは、肝臓で作られたコレステロールを全身の細胞へ運ぶ役割を持っています。しかし、量が多くなりすぎると血管の壁に蓄積し、動脈硬化の原因となります。健診では「140mg/dL以上」が高LDLコレステロール血症の目安とされます。
HDLコレステロールは、血管の壁などに蓄積した余分なコレステロールを回収し、肝臓へ運び戻す役割を持っています。動脈硬化を防ぐ働きがあるため「善玉」と呼ばれます。「40mg/dL未満」になると低HDLコレステロール血症とされ、運動不足や喫煙で低下しやすくなります。
中性脂肪は体を動かすエネルギー源として使われますが、食べ過ぎ・飲み過ぎ・運動不足によって増えすぎると、肝臓に蓄積したり(脂肪肝)、HDLコレステロールを減らす方向に働いたりします。「150mg/dL以上」が高トリグリセライド血症の目安です。食事の影響を受けやすいため、検査前の食事内容にも注意が必要です。
脂質異常症の治療は、まず食事・運動などの生活習慣の見直しから始まります。薬物療法を行っている場合でも、生活習慣の改善は治療効果を高めるうえで重要です。
ウォーキングなどの有酸素運動を1回30分程度、週に3〜5回行うことが勧められます。運動はHDLコレステロール(善玉)を増やし、中性脂肪を減らす効果が期待できます。膝や腰に負担がある場合は、水中ウォーキングや軽いストレッチなど、無理のない範囲から始めましょう。
認知症を完全に防ぐ方法は、まだ見つかっていません。しかし、生活習慣を改善することで発症のリスクを減らしたり、発症を遅らせたりできることがわかっています。認知症予防は、脳の健康だけでなく、全身の健康を保つことにもつながります。
高血圧、糖尿病、脂質異常症は脳の血管を傷つけ、認知症のリスクを高めます。
これらは認知症予防の基本です。
運動は脳への血流を増やし、認知機能の維持に役立ちます。おすすめは次のような有酸素運動です。
1日20〜30分程度、無理なく続けることが大切です。
社会的なつながりが少なくなると、認知症のリスクが高くなることが知られています。
などを通じて、人との交流を保ちましょう。
脳への適度な刺激は認知機能の維持に役立ちます。例えば、
などがおすすめです。特に「新しいことに挑戦する」ことが脳への良い刺激になります。
野菜、果物、魚、豆類を中心とした食事は脳の健康維持に役立ちます。
ことを心がけましょう。
睡眠中には脳内の老廃物が排出されると考えられています。
など、質の良い睡眠を心がけましょう。
加齢による難聴は認知症の重要な危険因子のひとつです。
ことが大切です。
年齢によるもの忘れと認知症は異なります。気になる症状があれば早めにご相談ください。
認知症予防の基本は、
です。特別なことを始めるよりも、日々の生活習慣を少しずつ改善し、継続することが認知症予防への第一歩となります。
子どもはかぜなどの感染症で38〜39℃の熱が出ることがよくあります。発熱だけで慌てる必要はありません。熱の高さだけで重症度が決まるわけではなく、お子さんの様子をよく観察することが大切です。
次のような場合は、十分な水分をとりながら様子をみることができます。
次の症状がある場合は速やかに受診してください。
解熱剤はお子さんがつらそうなときに使用します。熱があること自体が必ずしも悪いわけではありません。
発熱時には体温だけでなく、
を確認しましょう。気になる症状がある場合は、早めに医療機関へご相談ください。
喘息は、気道(空気の通り道)が狭くなったり腫れたりして、痰(たん)が増えることで呼吸がしづらくなる病気です。咳・「ヒューヒュー」という音(喘鳴)・息切れなどの症状を引き起こします。人によっては症状が軽く済むこともありますが、日常生活に大きな支障をきたしたり、命に関わる発作(喘息発作)につながったりすることもあります。喘息は完治する病気ではありませんが、症状をコントロールすることは可能です。喘息の状態は時間とともに変化するため、医師と一緒に症状を確認しながら、治療を調整していくことが大切です。
次のような場合は、喘息が悪化しているサインの可能性があります。
喘息の症状が出やすくなるきっかけ(トリガー)は人によって異なります。代表的なものは次のとおりです。
重い喘息発作は命に関わることがあります。次のような場合はすぐに医療機関を受診してください。
適切な治療を続けることで、これらの合併症を防ぐことができます。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、肺が傷つくことで起こる進行性の肺の病気です。気道に炎症や腫れが生じ、空気の通り道が狭くなる(気流制限)ことで、呼吸が苦しくなる・痰を伴う咳が続く・「ヒューヒュー」という喘鳴(ぜんめい)が出るといった症状が起こります。代表的な原因はタバコの煙で、「肺気腫」と「慢性気管支炎」という2つの病態が合わさって起こることが多い病気です。COPDは進行性の病気ですが、適切な治療によって症状をコントロールし、生活の質を保つことができます。心臓病や肺がんなど合併症のリスクを下げることにもつながります。
普段の症状が一時的に悪化することを「増悪(ぞうあく)」といい、数日から数週間続くことがあります。におい・冷たい空気・大気汚染・かぜなどの感染症がきっかけになることが多く、息苦しさの悪化・胸の締め付け・咳が増える・痰の量や色・粘りの変化・発熱などがみられます。
COPDは主に「肺気腫」(肺胞の壁が壊れ、酸素と二酸化炭素のガス交換がうまくできなくなる)と「慢性気管支炎」(気道に炎症が起こり、粘液が増えて空気の通り道が狭くなる)の2つが合わさって起こります。
治療を行っても症状が良くならない、あるいは悪化する場合や、発熱・痰の変化など感染症のサインがある場合はご相談ください。次のような場合はすぐに救急受診してください。